正直、最初は「WBCなんて所詮MLBの宣伝活動の一環」位にしか思っていませんでした。
レギュラーシーズン直前に行うという日程の問題や、辞退をする選手が相次いだ事、そしてキューバの出場が危ぶまれたことなどから、自分の中で納得出来ないものがあったのも事実です。
実際、日本で行われた1次リーグもあまり関心が無く、全試合TV中継は見たものの、韓国に負けた時も「そんなもんなのかなぁ〜」と少し冷ややかに見ていました。
2次リーグの組み合わせが決まった時も「今回の日本少はし運が無いのかなぁ」と思い、試合日程や放送時間などは全く知りませんでした。
なんたって、アメリカ戦前日の記事はカーリングの日本選手権ですからね。
ところがです!忘れもしない3月13日、バイトが終わって車に乗り込みTVをつけると、日本対アメリカ戦がちょうど始まっているではありませんか。
しかも「ほぼ優勝間違い無し」と思われていたアメリカ相手に先制しているではないですか。
そして、ブログの記事を考えつつTVを観ていた僕は”あの”シーンを見てしまったのです!
ここからですよ!僕の中のナショナリズムが爆発してしまったのは。
ボークをとられたのが清水だったし、タッチアップをしたのも西岡だったというのも僕を大いに奮い立たせましたね。
続くメキシコ戦は「理想的」なゲームでしたね。
松坂は完璧なピッチングだったし、里崎がホームラン打っちゃうし。
投打の歯車が噛み合っていた試合でしたね。
ところが前日、アメリカが韓国に負けてしまい「あれれ?」ってな感じになってきました。
しかしまさか、こんな結果になろうとは思ってもいませんでしたけどね。
そしてそして、運命の韓国戦Part.2ですよ。
韓国に、2度続けての負けが決まった時は、正直”日本の野球は終わった”と思いましたね。
球界再編問題以前から言われていた”讀賣偏重”の日本プロ野球界が間違っていたということが、はっきりした瞬間でもあるのです。
・・・でも、それ以上にゴリのエラーが痛かった。
しかし、ここからですよ!
前日ディズニーワールドに遊びに行き、全くやる気のなかったメキシコを燃え上がらせてしまったのが”あの”デービッドソンだったんです。
奇跡は起こるんですねぇ〜
一度、奇跡を起こしたチームの勢いは誰にも止められなかったですね。
準決勝の韓国戦Part.3では僕自身も”10倍返し”と書いてしまった位、スカッとした試合でしたね。
そして、キューバとの決勝戦。
試合内容はもちろん素晴らしかったのですが、アメリカで「あと一球」コールが沸き上がるとは思いませんでした。
大会を通じて野球の素晴らしさを存分に味わう事の出来た大会だったと思います。
願わくば、日本戦以外の試合も中継してほしかったですね。
プロの選手が、お金の為でなく名誉のため国のために戦うことの素晴らしさが感動につながったんだと思います。
そういえば、ベストナインに”彼”の名前が無かったけど・・・
最後に、WBCの記事を通じて沢山の方からコメントやトラックバックをいただきました。
この場をお借りして、お礼します。
これに懲りずにおねがいしま〜す。